本日の聖書箇所では、福音宣教の働きをする者が正当な報酬を受けることは当たり前であるということが語られています。しかし、この事があえて語られていることからも分かるように、福音宣教の働きをする者が報酬を受け取ることを、当たり前ではないと考える人々が当時のコリント教会の中にいたようです。ですが、働くことで報酬を受け取るということは聖書の時代であっても当たり前のことです。現代でもアルバイト、サラリーマン、公務員、自営業など、どのような職業でもタダで働くということはないはずです。働く者は皆、働きに相応しい報酬を受け取っています。このように働く者が報酬を受け取るということは当然のことなのです。私たちは皆がパウロのように福音宣教の働きに専念する者たちではありませんが、今日はここにいる一人一人が報酬を受け取る者の立場に立って考えながら共に神のみことばに聞きたいと思います。