31節を、ご覧ください。<彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き>とあります。揺れ動いたのは、神様が、彼らの祈りを、お聞きくださったことの“しるし”です。続きに、このようにあります。<一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。>これは、何でしょう?このことこそ、彼らが、神様に向かって声を上げ、願ったことでした。主は、彼らが求めた通りに、してくださったのです。
私たちの祈りは、どうでしょうか?私たちも、このような祈りを献げたいと、心から願います。では、使徒たちは、どのような祈りを献げたのか、見てみましょう。
:23(読む)<さて、釈放された二人は>とあります。どこから釈放されたのでしょう?最高法院(サンヘドリン)からでした。21節をご覧ください。彼ら、というのは、最高法院です。彼らは、二人を罰したかったようです。ですが、罰する術がなかったので、さらに脅したうえで、釈放しました。
“さらに”、です。すでに、17節、18節で脅していました。このように、二人は、「イエスの名によって語ることも教えることも、いっさいしてはならない」と、脅され、命じられ、さらに、脅されたうえで、釈放されたのです。誰に、ですか?最高法院に、です。イエス様を、捕らえ、尋問し、ローマの手によって十字架にかけたのも最高法院でした。(つい、先日のことです)二人は、そのイエス様の弟子たちです。
二人は釈放されて、どうしたでしょう?<仲間のところに行き、祭司長たちや長老たちが彼らに言ったことを残らず報告した。>二人には、仲間がいました。どのような仲間でしょう?それを聞いて、神様に祈ってくれる仲間たちがいました。24節をご覧ください。<これを聞いた人々は心を一つにして、神に向かって声をあげた。>ここにも、御霊に満たされた教会の姿があります。釈放された二人は、仲間に残らず報告し、それを聞いた仲間たちは、心を一つにして、神様に祈りました。
何を祈ったのでしょう?24節の鍵括弧から、読みます。「主よ。あなたは天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた方です。」このように、「主よ」と呼び掛けました。そして、主がどのようなお方であられるのかを告白したのです。今、ペテロとヨハネは、釈放されたばかりです。捕らえられ、最高法院に、尋問され、脅され、最高法院は、罰する術がなかったので、さらに脅したうえで、釈放しました。ユダヤ人の中で、最も強い権力を握っていたのが、最高法院です。いつ、再び捕らえられるか、分かりません。その時は、厳しく罰せられるかもしれません。
そのような状況の中で、まず初めに、使徒たちは何を祈ったのでしょう?私たちの主は、どなたであり、どのようなお方なのかを、覚え、告白したのです。<主>という言葉には、権力者、所有者という意味が含まれています。私たちにとって、最も権力があるのは、最高法院ではありません。天と、地と、海、また、それらの中の全てのものを造られたお方です。ですから、最高法院を(この世の権力を)恐れてはなりません。私たちの主は、全てのものを造られ、支配しておられるお方だからです。